全国4,000人を対象にした「足と爪の健康に関する調査」で、回答者の14%が巻き爪を経験していることが分かりました。年齢は15〜99歳で、爪の変形・肥厚が12.6%、足のむくみ・冷えが24%と、足まわりのトラブルを抱える人は少なくありませんでした。一方で「症状なし」は56.4%にとどまり、巻き爪が「隠れた国民病」といえる実態が浮かび上がりました。
全国13院で年間6,000件以上の巻き爪ケアを行う「巻き爪研究所」の落合浩輝総院長は、冬に相談件数が増えると指摘します。寒さで歩く量が減り足指の機能が低下することに加え、ムートンブーツなど柔らかい靴で指が動きにくくなり、爪に偏った圧がかかることが要因としています。また、コロナ禍以降の運動量・歩行量の減少も、巻き爪を含む足トラブル増加の背景にあると分析します。
落合氏は、巻き爪と姿勢・歩行障害の間に「悪循環」があると説明します。背中が丸まるなど姿勢が悪くなると、足裏のアーチ(土踏まずの構造)が崩れて圧力が部分的に集中し、爪が巻きやすくなるといいます。逆に、巻き爪の痛みをかばって歩くと、足指でしっかり地面を蹴れず、すり足になりがちです。その結果、膝や腰への負担が増え、慢性的な膝痛や腰痛につながるケースも報告されているとしました。
巻き爪研究所では、痛みの少ない独自矯正技術に加え、フットケアと歩行指導を組み合わせて全身のバランスの改善を図っています。今後は、オンラインセミナーなどを通じて、姿勢と巻き爪の関係に関する啓発を進める方針です。専門家は、痛みが軽いうちからの相談と、冬場も含めた日常的な歩行量の確保、靴選びの見直しが、症状の悪化を防ぐ鍵になると見ています。
【イベント情報】
オンラインセミナー「柔道整復師が伝える!正しい姿勢と巻き爪の関連性について」
講師:落合浩輝(巻き爪研究所 総院長)
日時:12月12日(金)13:00〜/20:00〜
形式:オンライン(Zoom)
参加方法:https://bionejapan.shop-pro.jp/?pid=188202515
source: PR TIMES
